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2025.12.01

広島牡蠣で迎える特別な年末年始|2025年の希少な味わいを楽しむ完全ガイド

2025年も残すところあと1ヶ月。年末年始の準備を始める季節になりました。

今年の広島の牡蠣は、ニュースでもご覧になった方がいらっしゃるかもしれませんが、
高水温、高塩分濃度の影響で大量に斃死し、例年より収穫量が少ない厳しい年となりました。

しかし、だからこそ。

私たち中野水産は、一つ一つの牡蠣に、これまで以上の想いを込めています。
厳しい環境を乗り越えて育った牡蠣だからこそ、その味わいには特別なものがあります。
少量だからこそ、選び抜かれた希少価値の高い牡蠣を、皆様にお届けしたいと考えています。

マイナスの情報が多く流れる中ではありますが、私たちは前を向いて頑張っています。
今年の年末年始も、広島牡蠣の本当の美味しさを、ぜひ味わっていただきたいです。

年末年始と牡蠣の深い関係

日本人にとって、冬の牡蠣は特別な存在です。

「牡蠣」という漢字に「牡」の字が使われているのは、旧暦の12月が「牡月」と呼ばれていたことに由来するという説があります。
つまり、古くから牡蠣は冬を代表する食材として認識されていたのです。

年末年始に牡蠣を食べる習慣は、江戸時代から続く日本の食文化の一つ。
特に広島では、お正月の雑煮に牡蠣を入れる地域もあり、新年を祝う縁起物として大切にされてきました。

なぜ冬の牡蠣は美味しいのか

牡蠣が一番美味しくなるのは、産卵期を終えた秋から冬にかけて。

春から夏にかけて産卵のためにエネルギーを使い果たした牡蠣は、秋になると再び栄養を蓄え始めます。
海水温が下がり、植物プランクトンが豊富になるこの時期、牡蠣はたっぷりと餌を食べて身を太らせていきます。

特に12月から3月にかけては、グリコーゲンをはじめとする旨味成分が最も濃縮される時期。
ぷりっとした食感と、口の中でとろける濃厚な甘み。
これこそが、冬の牡蠣ならではの味わいです。

2025年-2026年シーズンの広島牡蠣|希少だからこその価値

今年の夏から秋にかけて、瀬戸内海では記録的な高水温が続きました。

海水温の上昇により、植物プランクトンのバランスが崩れ、牡蠣の生育環境は例年以上に厳しいものとなりました。
多くの養殖業者が、これまでにない困難に直面しています。

それでも、味は最高です

厳しい環境だったからこそ、生き残った牡蠣には力強さがあります。

限られた栄養を効率的に蓄え、ストレスに耐えながら成長した牡蠣は、味わいが濃く、身の締まりも良好です。
一粒一粒に、海の恵みがぎゅっと凝縮されています。

私たち中野水産では、水揚げされた牡蠣を一つ一つ丁寧に選別し、最高品質のものだけをお客様にお届けしています。
今年は特に、この選別眼が重要な年となります。

中野水産独自の「浄化」工程

数が少ないからこそ、私たちの独自技術「浄化」の価値がより際立ちます。

中野水産の美浄生牡蠣は、何回もの浄化作業を経て皆さまのお口にお届けしています。
海から揚げられた牡蠣は、ろ過器を通した浄化海水の水槽へ。
紫外線による殺菌、塩素による減菌、海と同じ流れを作りながらのオゾン浄化、一晩かけていくつもの浄化行程を行っています。
ぶくぶくとオゾンの泡が溶けた浄化水の中で、牡蠣を元気よく呼吸させる。
そうして牡蠣特有の「臭み」をとり、本来の「甘み」だけを残しています。

一つ一つの牡蠣に、これまで以上の手間と想いをかけた、2025年の美浄生牡蠣。希少だからこそ、特別な価値があると自負しています。

2025年、その品質が認められました

2025年11月23日に開催された「オイスターカップ2025 in広島」。
日本一の牡蠣の産地・広島にて、生産者と食のプロが集い、新しい「牡蠣の可能性」を発信するこの大会で、
中野水産はカキフライ部門で最優秀賞を受賞いたしました。

サクッとした衣と牡蠣の旨みがしっかりと引き立つ仕上がり。
私たちの浄化技術と、一つ一つの牡蠣に込めた想いが、このような形で評価されたことを、心より嬉しく思っています。

今年のような厳しい状況だからこそ、この受賞は私たちにとって大きな励みとなりました。

生牡蠣と冷凍牡蠣、シーン別の楽しみ方

年末年始の牡蠣料理を楽しむなら、生牡蠣と冷凍牡蠣の特性を知って、上手に使い分けることをおすすめします。

生牡蠣の魅力|生でしか味わえない至福

美浄生牡蠣は、やはり生で食べていただきたい。

つるんとした食感、口の中でとろける濃厚な甘み、そして磯の香り。
これは、生の牡蠣でしか味わえない特別な体験です。

おすすめの食べ方:

  • レモンとポン酢で シンプルに牡蠣本来の味を楽しむ
  • もみじおろしを添えて 辛味が牡蠣の甘みを引き立てる
  • 軽く炙ってバター醤油で 表面だけ香ばしく、中はとろり

大晦日の夜、一年の締めくくりに、美浄生牡蠣をゆっくりと味わう。
そんな贅沢な時間も、年末年始ならではの楽しみです。

冷凍牡蠣の魅力|加熱するなら冷凍が美味しい

「冷凍は生より劣る」そう思っていませんか?

実は、加熱して食べるなら、冷凍牡蠣の方が美味しいのです。

中野水産では、剥きたての新鮮な牡蠣を急速冷凍する設備を導入しています。
急速冷凍することで、牡蠣の細胞が壊れにくく、旨味成分がしっかりと閉じ込められます。

まさに「剥きたての鮮度をそのまま冷凍保存」したイメージです。

解凍して加熱すると、冷凍前の旨味がぎゅっと凝縮されて、濃厚な味わいに。
しかも、年間を通じて安定した品質で、使いたい分だけ使える便利さも魅力です。

おすすめの食べ方:

  • 牡蠣鍋 冷凍牡蠣が最も力を発揮する料理
  • カキフライ ぷりっとした食感に仕上がります
  • 焼き牡蠣 解凍せずそのまま焼いてOK
  • 牡蠣グラタン 濃厚なソースとの相性抜群

年末年始におすすめの牡蠣料理

【家族団らんに】冬のごちそう・牡蠣鍋

寒い季節に欠かせないのは、やっぱり鍋料理。
中でも“海のミルク”と呼ばれる牡蠣を味わう牡蠣鍋は、年越しやお正月の食卓を華やかにしてくれます。

牡蠣鍋には 中野水産の冷凍むき身牡蠣 が特におすすめ。
急速冷凍で旨味をギュッと閉じ込め、ぷりっとした食感そのまま。
出汁に溶けだす濃厚な旨味が、心までぽかぽかにしてくれます。
もちろん、冷凍牡蠣の代わりに生牡蠣でも調理できます。

⭐️フードクリエイター Shun さん考案
中野水産の冷凍牡蠣で作る「味噌牡蠣鍋」

材料と下準備
・ごぼう:ピーラーで薄くスライスし、水にさらしてアク抜き
・白ねぎ:薄めの斜め切り
・春菊:食べやすい大きさに刻む
・冷凍牡蠣:水につけて約1分
 ※表面の氷が溶ける程度。完全解凍しないのが旨さの秘訣!
・味噌・酒・みりん・砂糖を混ぜておく

作り方

  1. 鍋に出汁を入れて温める
  2. 白ねぎ・春菊の軸・ごぼうを加える
  3. 沸騰したら、合わせておいた味噌スープを入れる
  4. 半解凍の牡蠣を並べ入れる
  5. 火が通ったら、春菊の葉を仕上げに

Shun さんのご紹介

日本を代表するフードクリエイター。
「ちょうどいいくらしを、そばに」を掲げ、
心と時代を動かす食のクリエイティブを発信。

Instagramでは、月1,000万人が見るレシピを毎月10本以上更新
レシピ監修、飲食店プロデュース、地方創生など、多方面で活躍中。
“食を生きがいにする人”へ、新しい食体験を届けています。

Youtubeチャンネル:@shun_foodcreator
Instagram:@shun_foodcreator

【お正月のおもてなし】焼き牡蠣

お正月に親戚が集まる時、焼き牡蠣でのおもてなしはいかがでしょうか。

生牡蠣でも冷凍牡蠣でも、どちらでも美味しく作れます。

魚焼きグリルで:

  • 予熱したグリルに牡蠣を並べる
  • 中火で5〜7分、口が開いて汁がぐつぐつしてきたら完成
  • レモンやポン酢、バター醤油でお好みで

フライパンで:

  • 少量の水(またはお酒)を入れて蓋をして蒸し焼きに
  • 5分ほどで牡蠣がふっくらと膨らんできたら完成

焼き牡蠣は、目の前で焼きながら食べる楽しさも魅力。香ばしい磯の香りが立ち上る様子も、おもてなしの演出になります。

【おせちの一品に】カキフライ

おせち料理に、カキフライを一品加えるのもおすすめです。

冷凍牡蠣で作るカキフライは、失敗知らず。

中野水産では、お客様は揚げるだけの状態の冷凍カキフライも販売中です!
外はサクサク、中はぷりっとジューシー。お正月の食卓が、一気に華やぎます。

【大晦日の贅沢】生牡蠣で一年を締めくくる

年末の特別な夜には、やはり生牡蠣を。

美浄生牡蠣を器に盛り、レモンを添えて。シャンパンや白ワイン、日本酒と合わせれば、最高の贅沢です。

一年間頑張った自分へのご褒美に。大切な人と過ごす特別な時間に。2025年の締めくくりを、広島牡蠣の濃厚な味わいとともに。

2025年から2026年へ

今年は、広島牡蠣にとって厳しい年でした。

それでも、私たち中野水産は前を向いています。困難な状況だからこそ、一つ一つの牡蠣に込める想いは強く、お客様に届ける品質への責任も大きくなります。

少量だからこそ、選び抜かれた特別な牡蠣。 厳しい環境を乗り越えたからこその、力強い味わい。

2025年の年末年始は、そんな希少な広島牡蠣とともに、特別な時間をお過ごしください。

販売情報について

美浄生牡蠣、冷凍むき身牡蠣の販売開始につきましては、Instagram公式アカウントで随時お知らせしております。

最新情報をいち早く受け取りたい方は、ぜひフォローしてお待ちください。

Instagram: nakanosuisan.jp


そして、2026年。

海は、また新しい命を育み始めます。私たちも、今年の経験を活かしながら、より良い牡蠣をお届けできるよう、日々努力を重ねています。

音戸の瀬戸で育つ牡蠣とともに、これからも皆様の食卓に笑顔をお届けできますように。

今年一年、ありがとうございました。 そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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